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"組織とベルモット"のオリジナル考察①【名探偵コナン】

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謎に満ちた組織の目的とそれに関係するであろうベルモットの経緯も一緒に考察したいと思います。是非最後まで見ていってください!

 

 

所要時間:約15分

 

目次

組織の目的

・幼児化説

・不老不死説

・(ボスの?)蘇生説

・クローン説

組織の目的とベルモット

ベルモットの目的

 

 

 

組織の目的

組織は取引や裏切り者の殺害、毒薬(APTX4869など)の開発などをしていますが、実際何をやっているかは分かっていません

 

ジンのような殺害専門のような人もいれば、宮野家など研究者もいます。

 

ここではその組織の目的について考察していきます。候補としては幾つか挙げられます。

 

  • 幼児化
  • 不老不死
  • 蘇生
  • 癌の治療
  • クローン

 

一つずつ見ていきます。

 

●幼児化説

分かっている限り、宮野家が作ったAPTX4869により、江戸川コナン灰原哀、メアリー世良が幼児化をしています。一応APTX4869は「遺体に毒の成分を残さない薬」とされていますが、副反応でこのように小さくなったとされています。

 

組織の目的がこの幼児化ということもあるかもしれませんが、この線は薄いかなと思います。

 

何故ならば、組織は灰原を見つける時に、小さくなっていると仮定して探さなかったからです。もし幼児化が目的なら、灰原が作っていた薬が本当に幼児化する為のものだったら、頭のいい組織のメンバーは誰かしら灰原が幼児化しているのでは、と仮定しているはずです。

 

 

●不老不死説

人魚の事件(28巻)にて「不老不死」という言葉が出てきました。しかも組織がその人魚伝説で有名な「美國島」に訪れている形跡があり、一時期この考察が一番の有力候補でした。

 

ですが、この説は青山先生によって否定されています(「ダ・ウィンチ」2014年5月号より)。

 

組織の目的としては可能性は限りなく低いですが、不老不死に似たような事をしている可能性はあります。

 

 

●死者蘇生説

死者を蘇らせようという事ですが、具体的にはボスがもう既に死んでいて、あるいはもう死にかけで、生き返らせようという事です。灰原も以下のように言っています。

 

死者を蘇らせる秘薬...とでも言えば満足かしら?」

(名探偵コナン 38巻より引用)

 

ですが、「と言えば満足」という表現を使っているあたり、死者を蘇らせるという線は薄いと思われます。

 

 

●癌の治療説

APTX4869のAPTXとはアポトーシスからとっており、そのアポトーシスとは簡単に言えば細胞死のことです。

 

多細胞生物(我々人間など)は常に細胞を作っており(実際は分裂して数が増えると言った方が正しいです)、その中にはプログラムが不完全な、出来損ないの細胞が出来てしまうのです。その失敗作(癌)を自ら殺し、癌が悪化するのを防いでいます。この仕組みこそがアポトーシスです。

 

このアポトーシスが癌に関係があるのならば、この説は怪しいですが、主要人物が癌になったという事もないので、可能性は低いと考えます。

 

 

●クローン説

僕のイチオシ考察です。

 

そもそものクローンについて軽く説明します。無性生殖(雌雄がない生殖)や単細胞生物(ミドリムシなど)などで行われる遺伝子などのコピーなのですが、これは最新の科学技術で我々人間でも出来るようになりました。

 

ですが実際には、人間のクローンを作る事は人権問題などの理由でタブーとされており、未だ行われていません。

 

しかし、ヒツジやマウス、ブタなどの他の哺乳類のクローンは行われています。これらが行われたのが、1990年代後半から2000年代となります。

 

この時期と言えば、コナンが始まった時期です。コナンは1994年に始まりました。青山先生は「青いペン軸」というコナンの制作秘話で「こんなにも長く続くと思っていなかった」と話しています。つまり、「名探偵コナン」という話のゴールは、このクローンが盛んに研究されてた時期に考えられたのではないでしょうか。

 

コナンには双子(兄弟)の話というのが度々登場し、いずれもアリバイなどのトリックに使われています。伏線と言うならばこういう話が該当すると思われます。

 

あと、Wikipedia「クローン」によると、人間がクローンを作ると今現在の自分の姿が完成するのではなく、赤ん坊として出来るらしいです。幼児化に通づるものがあります。なんならクローンは見方を変えれば不老不死とも言えます。なので灰原の言葉にも矛盾が生じません。

 

死んでいる人間のクローンを作る事が出来るのかは分かりませんが、APTX4869を使って毒を残さずに死ねば、クローンが出来るという設定があるかもしれません。

 

コナンの未回収伏線の一つとして、板倉のソフトがあります。このクローンの研究と繋げるのであれば、例えば遺伝子情報を読み取るものとかだと思われます。 何しろ板倉が断った理由はクローンは人にとってやってはいけないこととなっているからでしょうか。

 

そして、ピスコは以前、このような事を言っています。

 

「でもまさかここまで研究を進めていたとは...事故死した御両親もさぞかしお喜びだろう...」(名探偵コナン24巻より引用)


シェリーが縮んでいるところを見てAPTX4869の研究を進めていると思ったということも考えられますが、クローンとして見ると、ピスコは、「本物のシェリーは死んだが、クローンが子供の姿でまだ生きていた。だから今殺す必要がある」と考えたという見方もできます。

 

 

 

組織の目的とベルモット

もう既にクローンを作った人物がいると考えています。それがベルモットです。烏丸のクローン説は具体的な人物像がはっきりしていないため保留、ラム(脇田)は今の所グレーゾーンです。

 

ベルモットは女優のシャロン・ヴィンヤードとして活動していました。ですがシャロンは一年前に亡くなった設定となっています。そして何らかの方法で若返ってその娘クリス・ヴィンヤードとして女優業をする事になります(現在は活動休止中)。つまりシャロン=クリス=ベルモットということです。

 

ここで有力候補となるのが「幼児化(若返り)」です。シャロンは若返ってクリスとして活動、シャロンの遺体をでっちあげれば、シャロン=クリスができます。

 

ですが、ここで問題が生じます。シャロンとクリスは同一人物なので、二人同時に現れる事ができません。加えてシャロンの遺体はどうするのでしょうか。もし出来たとしても、相当リスキーな事だと思います。組織がこんなリスキーな事するのでしょうか?

 

という所で「クローン」が出てきます。クローンであったら、年齢の違う二人を同時に存在させることが可能になり、シャロンの遺体も問題なく作れます。

 

話をまとめると、

 

シャロンは烏丸の命令?でクローンを作る事となる

烏丸はシャロンのクローンに「クリス」と名付ける(この部分はもう少し先で考察してあります)

シャロンが亡くなる(殺害or病死?)

クリス(クローン)が何らかしらの恨みを持っていて、組織の壊滅を望んでいる

 

名前に関してですが、「クリス」という名前は「カラス」から来ていると思われます。 そしてCaRaSuma(烏丸)-ChRiS(クリス)と子音の三字が一致します。

 

コナンにおいてカ行をローマ字にする際、KをCと書く事が多いです(ASACA,CARASUMA)。これに関してはコナンたちも気にしていますが、それはこのChrisのCに合わせるためだったのではないでしょうか。Crow(烏)のCかもしれませんが...。

 

また、同じく三字同じ人にCuRiSuke(栗介)がいますが、その考察は「烏丸の考察」の記事をご覧ください。

 

"烏丸蓮耶"のオリジナル考察①【名探偵コナン】 - conanryou21’s blog

 

あと、ベルモットの組織への恨みについてですが、シェリー殺害への謎の執着心も踏まえて、シェリー(灰原)が作った薬に何かあるのかもしれません。

 

例えば、自分のクローンを作った恨みとか、シャロンシェリーの薬で殺されたのならばそういう恨みもあると考えられます。クローンが失敗したのかもしれません。

 

 

 

今回のまとめ

 

 

いかがだったでしょうか。これからもコナンの考察を続けていきたいと思うのでよろしくお願いします!何かご意見がありましたら、コメントを残してください!皆さんのご意見お待ちしています。次回は諸伏景光(2)の考察をします。

 

 

参考文献  Wikipediaより(2022/3 時点)

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