長期休載中に思いついた、あの有名なグリム童話の一つである「白雪姫」を絡めたコナンの考察をしていきます。
▍目次
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はじめに
早速考察の話に入っていきたいですが、白雪姫の物語の内容をよく知らないという方もいらっしゃると思うので、そういう方は「白雪姫」のあらすじをまずはお読みください。
尚、物語の一部内容には諸説あるものがあります。以下のリンクのページのものを参考にさせていただきました。
《参考文献》グリム童話-白雪姫
昔のとある真冬。黒檀の枠の窓から雪を眺めながら織物をしていたお后は、針で指を刺してしまい、3滴の血が雪の上に落ちる。これをみたお后は「雪のように白く、血のように赤く、黒檀のように黒い子供」を望んだ。
その後お后はそのような子供を産み、その子供は「白雪姫」と呼ばれた。子供を産んだ後、お后は亡くなった。
継母は不思議な鏡を持っており、「この国で一番美しいのは誰?」と聞いては「あなたが一番美しい」と答えられる度、満足していた。
が、白雪姫が7歳の頃、一番美しいのは「白雪姫」である、と鏡が答える。これに苛立った継母は猟師に「白雪姫を殺して、証拠に肺と肝臓を持って帰れ」という命を出す。
猟師は可哀想と思い、白雪姫を森に逃がして、代わりに小熊の内蔵を持って継母を騙す。
白雪姫は森で出会った7人の小人と共に暮らすことになったが、鏡によって白雪姫が生きていることが継母にバレてしまう。継母は再び白雪姫を殺す計画をたてる。継母は二度の犯行に及んだが、結局7人の小人に助けられてしまう。
そして三度目の犯行では毒りんごを白雪姫に食べさせることに成功。白雪姫はしばらく息を吹き返すことはなかったので、白雪姫は7人の小人によってガラスの棺桶に入れられた。梟、烏、鳩といった鳥たちが来ては、悼んで泣いた。
その時王子が偶然通りかかり、白雪姫に一目惚れ。小人に頼んで遺体を持ち帰ろうとした時、家来が転んだことで白雪姫の喉から毒りんごの欠片が出る。これによって白雪姫は息を吹き返し、王子と幸せに暮らすのであった。
白雪姫とコナン
ここでは白雪姫とコナンの関連を書いていきます。コナンには「白雪姫」を彷彿させるシーンや設定があります。それを紹介しつつ、白雪姫から考えられる「組織の目的」を書いていきます。
白雪姫の特徴
白雪姫は「雪のように白く、血のように赤く、黒檀のように黒い子供」という特徴でした。それはお后(実母)がそう願ったからですが、そう願った理由は雪の上に落ちた血を見たからです。
『黒の組織との再会』(24巻) ではジンが大きくなった灰原に向かって、
「綺麗じゃねーか…闇に舞い散る白い雪…それを染める緋色の鮮血…」
(SSC名探偵コナン volume24 より引用)
- 雪のような白→舞い散る白い雪
- 血のような赤→緋色の鮮血
- 黒檀のような黒→闇 (またはジンたち組織)
という共通点があります。何気ないジンのポエムですが(笑)、白雪姫を彷彿させる台詞です。
子供の誕生と親の死
灰原繋がりでもう一つ。
白雪姫を産んだ後、お后は亡くなってしまいます。死因などは詳しく記載はありません。
子を産んだ後死亡した人物はコナンの世界にもいます。それは勿論、宮野エレーナです。エレーナは灰原(宮野志保)を産んだ後、火災事故で亡くなったとされています。
7人の小人と7歳
白雪姫での重要な役割を担うのが7人の小人です。
対して『黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー (以下、二元ミステリー)』(42巻) の時がきっかけとなって判明したボスのメアドは "#969#6261" でした。これを打つと童謡「七つの子」が聞こえるということは言うまでもないですね。
「七つの子」を調べて見るとどうやら「七羽の子」「七歳の子」のどちらの意味か分かっていないそうです。
前者であるならそれは「7人の小人」を示すでしょうし、後者であるなら白雪姫が鏡に美しいと認められた「7歳」を示すでしょう。
どちらにせよ、「七つの子」が白雪姫に関わっているように思えます。
因みにですが、コナンにおける "7" という数字は他にも重要な場所で使われています。
https://x.com/conanryou21/status/1692437291451695304?s=46&t=cANen2FCnwhSjpnOdZnWKg
毒林檎とラットゥンアップル
白雪姫と言えば、毒林檎が頭に出てくる人も多いかと思います。この毒林檎は、白雪姫をしばらくの間仮死状態にした、キーアイテムです。
コナンで "林檎" と言えばやはり "Rotten Apple(腐った林檎)" でしょう。これはFBIがベルモットに名付けた標的名で、二元ミステリーでは赤井曰く、
「大女優シャロンが脚光を浴びたのは舞台のゴールデンアップル! あの時のままアンタは綺麗だか…中身はシワシワの腐った林檎ってな!!」
(SSC名探偵コナン volume42 より引用)
ベルモットという大物に関するものが出てくるのは怪しいです。
白雪姫の死を悼む鳥
白雪姫が毒林檎で仮死状態に陥っている際、白雪姫の元に来て死を悼んだ鳥は、順番に梟、烏、鳩です。
コナンにおける鳥という生き物は、とても大きな存在を持っていると思います。特に烏や鳩は、
- 烏 → 烏丸・七つの子 (・西コクマルガラス)
- 鳩 → 白鳩(しろはと/しらはと)・鳩山牧場
など割と重要な鳥です。梟が出てないのが少し違和感ですが…。
継母と小泉紅子
物語の中で継母は「この国で一番美しいのは誰?」と鏡に聞いていました。
まじっく快斗のほうですが、キッド(黒羽快斗)の正体を知っている小泉紅子は「この国で一番美しいのは誰?」と同じ事を聞いていました。
正直な話、紅子は魔法使いであり、コナンにはほぼ出ないと思われるので、この考察を支持する根拠にはなりにくいかもしれないです。
臓器移植について
ここからようやく本題というか、この考察の核心に迫っていきます。
因みにですが、私は以前まで「クローン説」という、「組織はクローンを作っている」という仮説を立てながら考察を続けてきました。
▼「クローン説」の考察はこちらから▼
臓器移植について
ある方が臓器移植の考察をしていたので、白雪姫と「クローン説」を絡めながら話をしていきます。
白雪姫にある臓器の話
白雪姫では、継母が猟師に命じた肺と肝臓の摘出や、(この記事のあらすじにはないですが)心臓の描写など、生物の臓器が話に出てきます。
ここで何か臓器が関係してるのではないか、と感じます。
臓器移植とは
皆さんご存知の通り、臓器移植は病気などで機能が低下した臓器を取り出し、代わりに他人の正常に働くものを移植する医療行為です。
移植する主な臓器は、
- 心臓
- 肺
- 肝臓
- 腎臓
- 膵臓
- 小腸
- 眼球
の7つです。これらは臓器提供意思表示カードでも問われる臓器です。
"7" と言えば先程も言った通り、重要な数字となっています。
臓器移植された七つの子
ここで妄想過多の仮説を立てます。それは「一人の人間の七つの臓器を七人の人間に移植する」です。つまり「七つの子」が誕生するわけです。
その臓器提供者が誰かというのは今の段階では何とも言えませんが、一番怪しいのは烏丸です。
「え?烏丸ってまだ生きてるよね?何で臓器移植できるの?」と思った方、次で説明します。
クローン技術と臓器移植
ここで先程出てきた「クローン」が再登場します。
このクローン技術、なんと臓器単体でもクローンを作ることが出来るそうです。詳しくは文科省のページにて↓
《参考文献》文部科学省 - クローンって何?
まだ烏丸とは決まってない(というか臓器移植の話も確定ではない)ですが、烏丸出なくてもこの説あると思います。
仮死状態を作る過程でできた完全犯罪
今ではAPTX4869は「遺体に毒を残さない毒薬」として組織に出回っており、その副作用に「幼児化」があります。
遺体に毒を残さないのは、「生物の営みであるアポトーシスを誘発させることで主要な細胞を殺し、生命を絶つ」といった理由などでしょう。幼児化も似たような理由だと思います。
あとがき
とまあ、今回は童話・白雪姫を絡めた "組織の目的" について考察してみました。
この考察があるからといって「クローン」の作成の考察を諦めたかということでもないですし、寧ろ「クローン」は作っている(烏丸、ベルモット、ラムと予想) と思っています。
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