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名探偵コナンのオリジナル考察をしています。Twitter→@conanryou21

【名探偵コナン】"クローン説"のオリジナル考察まとめ

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今回は以前からずっと考えている「クローン説」についてのまとめ記事です。①の時よりも詳しく分かりやすくまとめたので、ご覧ください!

 

 

所要時間:約20分

 

《目次》

 

⚠️注意⚠️

この記事には一部に本誌のネタバレがあります。

該当する文章は青字になっています。

ネタバレ部分はほんの一部しかないので単行本勢・アニメ勢の方はそれ以外だけでも十分理解できます。

 

 

最初に

この記事では「組織がクローンを作っているのではないか」という仮説を考察していきます。「クローンが何なのか」から始まり、「クローンを作成している人物」まで考察しています。

 

 

"クローン"とは

クローンの説明からしていきます。

 

"クローン"とは生物のコピー

一言で言えば「コピー」です。自分のクローンを作れば、DNAの遺伝情報が完全に一致するもう一人の自分、つまりコピーが存在することになります。

この"クローン"を作ることのメリットとして挙げられるのは「頭が良かったり身体能力に長けていたりするヒトのクローンを増やす」などが一般的であると思われます。また、この技術を応用させることで臓器提供を待っている人の臓器の複製をすることで、その人の命を守ることが出来るかもしれません。

勿論デメリットもありますが、今回の考察には不必要なので特に紹介はしません。

 

有性生殖の生物における"クローン"

我々ヒト (哺乳類) は有性生殖 (オスメスがある繁殖) であるため、基本的にクローンを作らずして同じ遺伝子を持つ個体は存在しません。実はこれには例外があるのですが、その例外はまた後で出てきます。

ヒツジを例にしてクローンの作り方を見ていきます。

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  1. 元となるヒツジから体細胞内の核を採取
  2. 別のヒツジから核を取り除いた卵細胞を採取
  3. 2の卵細胞に1の核を移植する
  4. 3の卵細胞を1のヒツジに戻す
  5. 1のヒツジ赤ちゃんの姿のクローンを出産

 

少し難しい話にはなりますが、ここで伝えたいことは「クローンも普通の出産と同じように誕生する」ということです。

つまり、「クローンは赤ちゃんで誕生=元の個体とは年齢差が出る」「クローンにも"親"が存在する」ということが言えます。

 

"クローン"の歴史とコナン

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1981年に哺乳類初のヒツジのクローンが作成された後、1990-2000年代にかけて多くの哺乳類のクローンが作成されました。

名探偵コナンは1994年に連載を開始し、丁度この時期と重なります。組織のしていることという大事なことを考える時期にクローンが話題になっていたとなると可能性が上がります。

 

ヒトの"クローン"

ヒトのクローンは現在各国で禁止されており、成功例は勿論ありません。禁止されている理由としては「遺伝子多様性の欠如」「人権問題」などがあります。組織が隠れて研究を行っているのも説明ができます。

「クローンを作ることは優秀な人材を育てる」という面で見れば、クローンで裏社会でトップになることは可能でしょう。青山先生曰く、烏丸の目的がお金の流れを牛耳ることらしいので、これとも繋がります。

 

幼児化や不老不死との繋がり

先程も述べたようにクローンは赤ちゃんの状態で誕生し、元の個体とクローンの間に年齢差が生じます。なので見方を変えれば幼児化 (というか生き返り) と見ることが出来ます。

「クローンを作ることで自分の遺伝子をもった個体が永久に存在することができる」と見れば、不老不死とも繋がります。

 

《参考文献》

wikipedia - クローン (最終閲覧2023/03/08)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AD%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3

科学技術庁 - クローンって何? (最終閲覧2023/03/08)

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黒の組織と"クローン"

ざっとクローンについて説明したところで、考察の上でのこの"クローン"を見ていきたいと思います。

 

「クローン説」の伏線

こちらに関してはまだ少ないですが、一応紹介しておきます。

 

  • 『仏滅にでる悪霊』(48)

▶︎そっくりな双子を活かしたアリバイ工作

  • 『ウェディングイブ』(75)【安室初登場回】

▶︎同じDNAをもつ「一卵性双生児」がテーマ

  • 『三人の第一発見者』(86)【ラム初本格登場回(名前だけ)】

▶︎ラムの「影武者」がいるという

  • 『マリアちゃんを探せ』(95)【黒幕判明回】

▶︎コナンが言い訳として「そっくりな双子という案を出す」

 

ここで特に注目したいのは下三つ。

まず安室の初登場回である話は「一卵性双生児」がテーマとなっています。この「一卵性双生児」は、基本的に同じ遺伝子をもつ個体を作らない有性生殖での例外となります。つまり一卵性双生児は同じ遺伝子を持つ双子ということです。

ラムの詳細が明かされた話では、「ラムの正体は十人十色であり、それらは全て影武者であると言う人もいた」と灰原が言っており、この「影武者」というワードに「クローン」の要素が見れます。

また、烏丸=黒幕ということが分かった話では、新一の生存がバレた際に「双子」を使っていたのが「クローン」の要素があります。

 

言葉遊び

組織のイメージカラーは勿論「黒」であり、そして組織は「烏=クロウ」のイメージがあります。

この「」「クロウ」「クローン」にどれも「クロ」が共通しています。

 

"クローン"は組織の目的に重要になる?

以前まで「組織の目的=クローン説」を推していたのですが、灰原の発言などから「目的は別にあって、その目的を達成するためにクローンが必要」という考え方もできます。クローンは同じ個体を生成出来るため対照実験がより正確にでき、研究に役立つと考えられます。ここはまだ不確定な部分です。

 

"クローン"を作成した人物

これを考察する上で大切になるのが、「元の個体とクローンに年齢差が生じること」「同じ遺伝子を持つ人が二人いる」です。これを踏まえて可能性のある人物は、

 

 

この三人に関しては下の方でまた詳しく紹介しています。

 

ボスお気に入りは"クローン"作成者

ベルモットは烏丸のお気に入りで、ラムも17年前の羽田殺害であれ程やらかしても殺されていません。烏丸がベルモットとラムを気に入っているのはこの二人がクローンの成功者だからではないでしょうか。

 

▼ここから少し本誌ネタバレ(青字)を含みます▼

 

コードネームと"クローン"

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コードネームの襲名は「元の個体とクローンの間」で行われているのではないかと考えます。もう既にラムがこれに該当しており、ベルモットもそうではないかと考えられます。

 

 

"クローン"を作成した人物

ここから実際にクローンを作ったであろう人物を考察していきます。

 

一人目・烏丸蓮耶

烏丸といえば既に死んでいるとされていますが、ボスが烏丸でそのボスが今も尚活動していると考えると、生きている可能性が高いです。ですが生きていた場合140歳を余裕で超えており、とても現実的とは言えません。

「APTX4869で若返った」という考察を見かけますが、「烏丸のクローンがいる」と考えます。ある意味今生きているのは「二代目」ということです。APTX4869説については下のベルモットの考察で否定する理由を書いてあるのでそちらもご覧ください。

 

二人目・ベルモット

多くの謎があるベルモットですが、「クローン」を踏まえてみると結構辻褄が合います。

 

APTX4869で若返った訳ではない

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ベルモットが歳をとらないという謎についての現在の定説は「APTX4869で若返った」ではありますが、これを否定します。確かに「ベルモットがコナンの幼児化を知っているのは、自身が若返ったから」という部分は良いのですが、それよりも大きい問題があります。

それはシャロンの葬式が行われている」ということです。つまり、もしシャロンとクリスが同一人物ならばシャロンの遺体が必要となります。

シャロンは有名人ということもあり、遺体を偽装するなんて事は難しいだろうし、そもそもそんな危険な事をするならば葬式をしなければいい話です。

加えて二人とも有名な女優ですので、クリスがシャロンに変装して二人分の女優業を担うというのには無理があるように思えます。

クローンを作った、つまりシャロンのクローンがクリスならば、シャロンの遺体は埋葬できますし、二人分の女優業を一人でやる必要もありません。

 

▼ここから少し本誌ネタバレ(青字)を含みます▼

 

20年前の事件と17年前の加入

《この考察はまだ不十分です》

チェス編ではベルモットが17年前に組織に加入したとありますが、ベルモットは20年前にジョディの家に放火してジョディ父を殺害しています。

20年前の事件が組織絡みではないとも思えないので、ここで矛盾が生じます。

ですが20年前の事件はシャロンによるもの、17年前に加入したのはクリスだと考えると、一応辻褄は合います。ですが指紋の問題などが解決していないので、ここは要考察ポイントです。

 

三人目・ラム

ラムもクローンを作っており、脇田兼則と名乗っている方がクローンではないかと考えます。

 

コードネーム・ラム

「ラム」という名前はお酒だけでなく、「子羊」という意味もあります。

そして序盤の方でお話したように、哺乳類初のクローン成功例はヒツジであり、そのクローンは子羊として産まれました

「ラム」という意味がお酒ではなく「子羊」と捉えると、クローンと繋がります。

 

▼ここから少し本誌ネタバレ(青字)を含みます▼

 

ラムの父親

チェス編でラムというコードネームは父親から継承したということが分かりました。

この父親というのは元となった個体のことを指していると見ることができます。

 

クローンの元となった個体

これについてはまだ分かりません。上記のように父親=元となった個体ならば、もう17年前には死亡しています。

 

『黒鉄の魚影』のティザー

《この考察はまだ不十分です》

脇田は普段右腕を前にする腕の組み方をしています。ですがティザーだけ左腕を上にしているのが少し気になりました。

ここでティザーを反転させると、安室と赤井の位置&服装が『純黒の悪夢』のティザーと一致し、脇田の腕組みも正常になります。

これはクローンがいるという伏線なのでしょうか?

 

 

最後に

以上で「クローン説」の考察は終わりです。この記事は度々更新するかもしれません。その時は以下のアカウントで最新情報を流します。他にも考察をやっています!

 

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©︎名探偵コナン青山剛昌