「100万ドルの五稜星」公開&「まじっく快斗」連載再開直前ということで、当アカウント初の「まじっく快斗」考察記事となります!
この記事では主に「黒羽盗一」を中心に考察を進めていきます。生存説、優作との関係なども考察していきます。
では始めていきます。ネタバレ範囲は以下の通りです。ご注意ください⚠️
黒羽盗一は生きているか
まず長年の問いとなっている「盗一の生存説」についてから見ていきます。なお、
結論から言うと盗一は生きています。断言しているのは、私の考察を元にした結論ではないからです。
というのも、まじ快5巻巻末にて青山先生はこう発言しています。
青山先生
「『実は盗一は生きているんですよ』とぶっちゃけた時のスタッフの驚いた顔は今でも忘れられないっス(笑)」
まじっく快斗 5巻 PLAYBACK EPISODE より引用
これを見る感じほぼ確定で「盗一は生きている」と言ってもよいのではないでしょうか。
怪盗コルボーとは?
盗一は、この5巻に収録されている『真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)』にて「怪盗コルボー」として登場します。ご存知無い方もいると思いますので、このコルボーについて説明します。
▶ 容姿はまるで黒いキッド
▶ 本人曰く黒羽盗一の弟子
▶ "コルボー(CORBEAU)"は仏語で"烏"の意味
▶ 本人曰く大病を患っていた
▶ ハリー根津という人物に扮していた
▶ アシスタントがいる
では本当に盗一はコルボーなのでしょうか? そしてそうだとしたら何故盗一は怪盗コルボーとして日本へ戻ってきたのでしょうか。上の特徴と登場人物の行動から推測してみます。
ラスベガスとアシスタント
怪盗コルボーが出現したのは「ラスベガス」です。そしてコルボーの来日に合わせてこのラスベガスから来たのは千影です。盗一=コルボーのサポートのために来日したと考えれば辻褄があいます。
盗一はアシスタントを用意していました。そのアシスタントが千影という可能性は極めて高いです。
快斗のカイロと千影
快斗は展示場が寒くなることを予想し、衣装の中に多くのカイロを貼っていました。このことは本人(快斗)とそれを目撃した怪盗コルボーしかしらないはずです。ですが、千影は手紙のなかでこんなことを言ってます。
黒羽千影
「体中に携帯カイロを貼りまくってると火傷しちゃうぞ!」
まじっく快斗 5巻 「真夜中の烏」 より引用
このことから千影がアシスタントとしてその場にいた(もしくは盗一から話を聞いた)ということが明白です。
快斗は「まさかねぇ」と言っていますが笑。
キッド=未成年を知っている
キッドが高校生だということを知っているのは、千影と寺井、紅子、白馬の4人のみです。もし盗一が千影から聞いたとしたら5人目になります。
つまりキッドが子供(高校生)だということはこの5人以外知りません。
ハリー根津
「あの白い小僧か…くだらん…」
「儂からしてみれば小童じゃ…名前もキッドじゃしのォ…」
まじっく快斗 5巻 「真夜中の烏」 より引用
この発言を見る限り、盗一がうっかり口を滑らしてキッド=小僧と言ってしまったようにしか見えません。このことからも盗一=ハリー根津=コルボーということが言えます。
なぜ怪盗コルボーは日本へ来た?
この回では千影が一日だけ快斗の家(実家)に帰ってきます。せっかくラスベガスから来たのに一日だけです。そしてそのタイミングは怪盗コルボーと同時。
千影はラスベガスへ帰る際に残した手紙でこんなことを言っています。
黒羽千影
「本当はあなたに危険な怪盗キッドをこれ以上続けさせるのはどうかと思って戻ってきたんだけど…」
まじっく快斗 5巻 「真夜中の烏」 より引用
理由はこれだと思います。盗一と千影は快斗にキッドを辞めるよう説得しにきた。
コナンでも優作と有希子が海外から帰国し、コナンを組織がいる危険な日本から海外に連れていこうとする回があります。
オマージュとはいいませんが、似たようなものを感じます。
こう考えてみると、コルボーは「自分のトリックが見破れなかったらキッドをやめる」という賭けを提案します。盗一が快斗にキッドをやめてほしいと考えているなら筋が通ります。
ですがコルボーも千影も帰っていったことと、千影の手紙の内容を踏まえると諦めた感じですね。
新一と快斗は従兄弟か否か
ここでは双方の方面から考えられることをメモ程度で書いていきます。
従兄弟だと思う理由
1. 顔が似ている点
これを支持する最も大きな理由ですね。快斗が変装マスクを使わずとも新一になれるくらい似ているということは、親族の可能性が高いということです。 この場合、新一の父・優作と快斗の父・盗一は兄弟であることになります。
2. 遂に原作でも触れられる
⚠️105巻の内容に触れます⚠️
江戸川コナン
「─つか何でオメーオレに顔が似てるだよ?」
怪盗キッド
「知るか!!先祖が同じだったんじゃねぇの?」
名探偵コナン 105巻 「天空の展示場」 より引用
本人たちも気にしているようです。
従兄弟ではないと思う理由
1. 優作と盗一が似てない
新一と快斗が従兄弟で顔や声が似ているのなら、その父である優作と盗一も似ているのが自然だと思います。ですがその2人は似ているとは言えません。
2. ミスリードの可能性が高い
誰もが「新一と快斗は従兄弟なのでは?」と思うくらいのことを、わざわざ今まで溜めておく必要もありません。ミスリードと考えるのが普通かなと思うのです。
3. 新一に似ている人が多い
新一に似ている人は多くいます。よくこの3人が似ていると言われています。
細かく言うと屋田誠人も似てますが、こちらはトリックのために整形しただけなので除外します。
こんなに似ている人がいるのだから、快斗だけ親族を疑うのは少し的外れのような気がします。勿論一番コナンに出ているのは快斗ですが…。
結論 ── 従兄弟ではない
私は長年「新一と快斗は従兄弟か」について考えていますが、どちらかというと「従兄弟ではない」と思っています(つまりただ顔と声が似ているだけ)。
一番最後の「新一に似ている人が多い」というのが私の大きな理由の一つです。まじっく快斗では快斗↔新一だけでなく青子↔蘭も似ていますし。
可能性がないわけではないですが、低いと思います。
謎の組織とは
では次に謎の組織を見ていきます。
謎の組織は黒ずくめの組織??
この組織はまだ明かされてないことが多く、長年に渡ってファンの間でコナンに登場する「黒ずくめの組織」と関連があるのではないか、と言われています。
ですが私はこの組織が、黒ずくめの組織と大きく関わっているとは思いません。理由は以下の通りです。
最後のは、どこで仰ってたか忘れてしまいましたが青山先生が仰っていたものです。「コナンが終わってもまじ快は終わらせない」的な内容だったと思います。
謎の組織はコナン1巻で登場済み?
あくまでもただの推測(「こうなったら面白いなー」程度)ですが、もし謎の組織が黒ずくめの組織と何か関わっているとしたら以下のようなことがあると思います。
まじ快におけるパンドラを追う謎の組織は、一度「名探偵コナン」の方で登場しているのではないかと考えます。
名探偵コナンの第一話「平成のホームズ」では、拳銃密輸の証拠のフィルムに関する取引がありました。新一はその現場を目撃したため薬を飲ませれたのですが…。その取引相手が謎の組織ではないかと思います。
拳銃密輸のフィルム
謎の組織はキッドに対して拳銃を使用しています。拳銃を密輸しているところを組織にゆすられていた可能性があります。
取引相手とボスが似ている
いつもキッドと対峙する謎の組織の一員・スネークには「ボス」と呼ばれる幹部のような人物がいます(まじ快3巻登場)。この人物と取引相手がすごい似ています。
特に髭の位置が気になります。こんな特徴的な髭、兄弟とかではないでしょうか??
謎の組織の表の顔は何かの会社?
取引相手が謎の組織ならば、ウォッカが言っているように表向きでは謎の組織は「会社」として活動していることになります。
今後の展開
怪盗キッドが登場する劇場版「100万ドルの五稜星」や本誌での「まじっく快斗」の連載を控えているわけですが、怪盗コルボー=黒羽盗一が登場するかもしれません。
これは他の方が言ってたのですが(元が見つからなかったです)、「100万ドルの五稜星」の青山先生によるティザーで描かれている怪盗キッドは手袋を持っているのですが、その手袋は怪盗コルボーのかもしれません。なぜならキッドの手袋が無地なのに対してコルボーの手袋には線が入っているからです。ティザーの手袋をみると、線が入っているのでコルボーのものかと思われます。
また今年2024年は、まじ快で「真夜中の烏」を連載してから、つまり怪盗コルボーが登場してから10年となります。節目の年に何かあるのではないでしょうか???
今年も楽しみな一年となりそうですね。私は今年忙しいと思うのであまり考察は出来ないかもしれませんが、ちゃんとコナンは見るつもりです!
ここまでお読み頂きありがとうございました。他にもコナンの色んな考察記事を書いてます。そちらも是非。
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