コナンの中でも最も重要な事件のひとつ、羽田浩司&アマンダの殺人事件。今回は、この事件を考察していきます。この事件の内容から、それの伏線まで書いてあるので、最後まで見ていってください!
所要時間:約10分
目次
○各登場人物について
・羽田浩司
・アマンダ·ヒューズ
・浅香/若狭留美
・ラム/脇田兼則
・黒田兵衛/宮野厚司?
○事件の内容の考察
それぞれの人物について
まず、この事件に関わる登場人物の考察についてです。
羽田浩司
彼は羽田家の御曹司であり、趣味であるチェスの大会に出るために渡米して、何者かにホテルの部屋で殺害されました。
ここで問題となるのが、犯人は誰か、何故殺されたか、何故渡米する必要があったかという疑問が生まれます。犯人と動機については後で話すとして、渡米する理由についてここで話したいと思います。
黒ウサギ亭(95巻)の事件で2人の人物がある女性に会うために理由をつけてその人に会いに行くというものがあります。諸岡(被害者の父親)と、安室です。諸岡はスーツを買うついでに、安室は怪我をして治療してもらうためにというものです。
勝手な推測になるかもしれませんが、これは羽田浩司にも当てはまります。チェスの大会はあくまでもついでであり、ある女性に関わるためなんだと思います。その女性はアマンダ・ヒューズ。彼は彼女と関わりがあって、直接話をする必要があったと考えます。その話の内容については後で話します。
アマンダ・ヒューズ
彼女もこの事件の被害者。FBIやCIAにも顔が利くというほど、権力もあったらしい。
浅香/若狭留美
突然姿を消した重要参考人、浅香。僕はこの人物が若狭であると睨んでいます。その考察は今後記事にしたいと思います。
今回考察するのは、羽田との関わりについてです。
浅香=若狭とすると若狭の回想シーンにこのような羽田の発言があります。
「『遠見の角に...好手あり』ってね...」
(名探偵コナン97巻より引用)
「遠見の角」というのは、将棋の手筋の一つで、それは角を自陣に置くことで攻守どちらにも生かすことが出来るという技です。
これを羽田が若狭に話しているということは、何かしらの意味があるはずです(ただ単に将棋を教えているだけかもしれませんが...)。
一番筋が通っているのは、自陣、つまり羽田アマンダ側に若狭=浅香がいて、相手陣には黒ずくめの組織であるということ。この見方をするのであれば、浅香は組織のスパイか、スパイになろうとしたということです。
つまり、羽田は浅香に「遠見の角のように貴方は組織のことを探ることが出来るから」と組織にいることを頼んでいたということです。
ラム/脇田兼則
まだ断言されていないですが、ラムは脇田ということで話を進めていきます(詳しいことは後日)。また、これも後で記事にしますが、ラムの仕事はNOC(スパイ)の始末と考えてます。
黒田兵衛/宮野厚司?
確定してませんが、黒田は厚司かもしれません(これも後日)。
事件の内容について
事件前の考察からです。
まず、浅香は組織に(独自に?)スパイ活動をしていて、CIA?から司法取引を依頼されていた。が、これは浅香が灰原のように断った為に、CIAなどと顔が利くアマンダと羽田とホテルで話し合いをする(この時にアマンダの指紋が羽田の部屋につく)。
2人は浅香を司法取引することを進めるが、浅香は頑なに断った為、羽田は浅香が組織を潰すことのできる存在といい説得する。
ここから事件が始まります。
ここで嗅ぎつけた組織(ラム)が羽田と浅香、アマンダの殺害を計画します。予定どうり、アマンダを完璧な状態で殺すことができたものの、羽田に抵抗され時間を食ってしまう。
この時浅香はスパイであることがバレないようにクローゼットに隠れていたと考えます。この伏線として、堆黒盆(97巻)の犯人、警察学校編の景光などが挙げられます。ですが、浅香は後から部屋に入ってきたということもいえます。
ここでラムはAPTX4869で羽田を殺します。浅香はクローゼットを飛び出し?て、ラムと殴り合いに発展します。
ここでポイントになるのが、ここで目が見えなくなることです。
脇田は左利きであり、若狭は右利きです。つまり脇田は若狭の右目を、若狭は脇田の左目を殴って失明?させます〔下図〕。脇田が左利きということについては詳しく今度の記事で書きます。
伏線としてさざ波の魔法使い(92巻)が挙げられます。ここではホテルで赤井とメアリーが殴り合いをしたとなっていますが、左利きの赤井はメアリーの右目にアザをつけ、右利きのメアリーは赤井の左目にアザをつけています。
そしてこれは緋色の弾丸にも繋がります。クエンチ後に赤井と世良達が犯人(井上)を追いかけて倉庫内で出くわすところです。
先に着いた左利きの赤井は後から飛び出してきた、右利きの世良と闘うことになります。そして世良と同じサイドにいるメアリーは車に轢かれて殺されそうになります。そこから両サイド側(赤井と世良の間にいる存在)のコナンが登場、赤井は逃げて終わります。
この所を赤井=脇田、世良=若狭、メアリー=羽田、黒田=コナンと考えてみると、この羽田殺害の考察と一致します。
羽田を殺した左利きの脇田はクローゼットから飛び出してきた右利きの若狭と闘う、そして殴りあってお互い失明、その後に黒田登場で脇田は逃げる。
つまり、脇田と若狭の殴り合いは黒田が部屋に入ってきて止まったのでしょう。そのまま脇田は逃げ、部屋は荒れたまま若狭と黒田が残ったのです。
こう考えると、黒田に関しての考察は少ないですが、筋が通ると思います。以上が今のところの僕の考察です。
今回のまとめ
- 浅香は若狭、ラムは脇田
- 羽田とアマンダは浅香を説得しようとホテルに集まった
- 脇田は羽田殺害時に浅香と争いになり、お互い失明する
- 緋色の弾丸と共通点がある
いかがだったでしょうか。これからもコナンの考察を続けていきたいと思うのでよろしくお願いします!何かご意見がありましたら、コメントを残してください!皆さんのご意見お待ちしています。次回はボス・烏丸を考察します。
使用画像 名探偵コナン/青山剛昌/小学館/株式会社 トムズ·エンターテインメント/読売テレビ·日本テレビ