本誌で連載中の1104話「血染めの騎士」について考察していきます。
所要時間:約10分
目次
FILE1104「血染めの騎士」
前回に引き続き羽田殺害をテーマとしたお話となります。
名前の由来
前回の話で言っていませんでしたが、4人の名前の由来は以下の通りのようです。
- 岸谷直人→騎士、ナイト
- 大河原欽治→王、キング
- 城井来海→城、ルーク
- 木崎邦和→妃(、クイーン)
加えて城井来海の中に「るみ」が入っているのは怪しいと感じます。
背中の横にのびた傷
容疑者の一人・木崎の背中にはボーガンの矢が掠めてできた矢のあとがありました。この傷が松本元管理官の目の傷をつけた犯人を探す回「初恋の傷跡~古き傷跡と刑事の魂」(64巻)に出てきた人たちと似ています。
血染めのナイト
タイトル通り、現場に落ちていた白鳥のナイトは血に染まっており、黒田が17年前のことを思い出すきっかけになります。
黒田はチェスの碁盤の上にのったナイトを思い出します。ですがそのナイトは両目が血で塗ってあり、キスマークのついた時計に囲まれるようにおいてありました。
この回想シーンから見てこのナイトはアマンダのダイイングメッセージであり、黒田は第一発見者ではないかということが伺えます。
これが何を表しているのか、までは現在考察中ですが、これが何かの手掛かりになるのはほぼ確実です。いち早く解決できるよう頑張ります。
追記 Twitterにこの考察(仮)をupしました
#コナン本誌 "アマンダのDM"
— ryou21@コナン考察 (@conanryou21) 2022年12月12日
ナイトの両目が血で塗られているのは、浅香がサングラスをかけているのを表しているのが1番しっくりきます。だとすると、囲っている時計はアマンダを表しており、アマンダが浅香を守っていることを表しているのでしょうか...?
具体的な意味はまだ分かってません pic.twitter.com/qkbOaRoaPu
クロスワードの答え
被害者がダイイングメッセージとして残したと思われる雑誌にクロスワードがあります。他の人のお力も借りながら、だいたいの答えを導き出すことができました。
自分で解きたい方は閲覧を御遠慮ください。
答えは12/8で23周年を迎えた、コナンと親交が深いあのアーティスト。「黒鉄の魚影」の主題歌を務める伏線になってたりするのでしょうか...?
キーの中には「スコッチ」「組織」など、コナンに関係するようなものも含まれています。この話が載ったサンデーが発売された日にちが景光の命日・12/7であったため、そういう点でも凄いと思います。
ラム編でシリアスになっているにも関わらず、青山先生は小さな所でも楽しませてくれます。
岸谷のダイイングメッセージ
あんまりすんなりいっている訳ではないですが、岸谷が残したと思われるダイイングメッセージを考察していきます。
岸谷が残したダイイングメッセージはこちらです。
この手形の薬指と小指の間の勾玉のような形の血の跡にナイトのキーホルダーが置かれるということまでわかっています。
ナイトがこの場所に置かれるということは、チェスの初期配置になるため、他の駒も置いてみます。すると以下のようになります。
僕は犯人が大河原(キング)だと思っているので、それを前提に考えていきます。するとこのダイイングメッセージの見方は2つあり、どちらかが正規の見方だと思われます。(どっちも外れていたらごめんなさい...笑)
1. キングは黒く塗りつぶされている
白の駒を見ると、キングの所がちょうどクロスワードの黒い部分となっています。つまりキングが黒=犯人である事をさしているのではないかというものです。
「雪山山荘殺人事件」(10-11巻)でも将棋ですが、血で黒くなった所が犯人を示していましたね。
2. 薬指の先
手形の薬指の先はキングを指しています。ただそれだけです笑。
もしかしたら本当は岸谷がもともとそれを指していたけど、大河原がそれを発見してカモフラージュのために手形をつけたという可能性も考えられます。そこで血が付いてしまい、バレないようにするため急遽自分の手を血まみれにした、とか...?
ナイトは浅香、クイーンはアマンダ
チェスの駒に関する伏線と思われる場所を考察していきます。前回の記事で「ナイトは浅香で...」と書きましたが、軽くおさらいしておきます。
子供たちはチェスの駒についてこんな事を言っていました。
歩美「ナイトの駒って強いの?」
光彦「将棋の桂馬の動きを全方向に出来るそうですよ!」
元太「最強じゃんかよォー!!」
灰原「いや、最強は、縦横、斜めにどこまでも進める...クイーンの駒よ!!だからクイーンは守られる側じゃなく守る側ってワケ!」
これを「ナイト=浅香」「クイーン=アマンダ」として見てみると、「アマンダは守られる側じゃなく守る側」と見れます。
アマンダは自分の命を守るためにボディーガードとして浅香を雇いました。ですが、それは自分が守られるのではなく、むしろ浅香を守る存在であったということです。
僕は羽田の渡米理由について「アマンダと協力して浅香に司法取引を受けてもらう」と考察しています。浅香に司法取引を受けさせる事で、浅香を守るという点で、筋が通ります。
また岸谷の言ってたようにすると、ナイト=浅香は黒=組織と同じ方向を向くことになります。つまり浅香は組織の一員だったのではないかと考えられます。
今回加えるのは「もう一つのクイーン=赤井務武」です。まず以下の公式によるツイートをご覧下さい。
#0017Y#名探偵コナン#サンデー1号 pic.twitter.com/7sWvd8VNOn
— 江戸川コナン (@conan_file) 2022年11月29日
この写真をよく見ると、奥に白い駒があります。種類はクイーンのようです。クイーンといえば、浅香を守る存在。
「海の家殺人事件」の若狭の回想で赤井務武が若い頃の若狭を守るシーンがありました。つまり赤井務武は浅香を守る存在であったはずです。だから赤井務武はもう一つのクイーンというわけです。
何故そんな駒が黒陣=組織側にあるのかについては、赤井務武が組織に潜入するNOCだからと考えてます。
まとめると、
- 羽田→白のキング(?)
- アマンダ→白のクイーン (浅香を守る存在)
- 浅香→白のナイト
- 赤井務武→白のもう一つのクイーン
- 組織→黒
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