今回は劇場版第5作「天国へのカウントダウン」について考察していきます。先日この映画を久しぶりにみて、面白いことがあったので紹介していきます。軽いあらすじもつけたので、見ていない人も分かるようにしています!! 是非最後までご覧下さい!
所要時間:約5分
目次
○「天国へのカウントダウン」のあらすじまとめ(物語の根幹となる重要な所のネタバレはありません)
・ストーリー
・登場人物
○「常磐金成」の正体とは
・脇田兼則との関係
天国へのカウントダウン
○あらすじ
キャンプを楽しんだ少年探偵団と阿笠博士は、今度西多摩市に新設される「ツインタワービル」を訪れていた。
そこには所有者の常磐美緒に招待された、米花大学の先輩である毛利小五郎、蘭と鈴木園子の姿が。そしてオープン前のこのビルを全員で見学することとなった。「TOKIWA」30周年記念も兼ねたオープンパーティーで社員らが準備に追われているなか、一行は「TOKIWA」が制作したゲーム等を体験した。
そして最上階の会場から富士山を眺めているとき、コナンはポルシェ356A(ジンの車)がビルの前にあったという事を社員から聞く。コナンはその車の主がジンかどうか確認することが出来なかったが、コナンは組織がこのビルに来ていた事に疑問を持つ。
数日後。ビルの一室で市議会議員である大木岩松氏が何者かに殺害される。現場にはお猪口が残されていた。容疑者として、このビルの所有者・常磐美緒、秘書の沢口ちなみ、会社のプログラマーの原佳明、建築家の風間英彦、日本画家の如月峰水が挙げられた。
この事件の捜査の為に関係者の自宅を回っていた少年探偵団は原の自宅で何者かに殺害された原の遺体を発見する。この現場にもお猪口が置かれており、警察は連続殺人事件であると断定。
少年探偵団達が捜査を行っている中で、コナンが灰原が何処かに電話をかけている事を不審に思っていた。灰原の電話の相手の先にはジン達が電話の中身を盗聴しており、灰原(シェリー)がツインタワービルのオープンパーティーに行く事がバレてしまう。
翌日にオープンパーティーは無事開かれ、招待されたコナン達一行は楽しいひと時を過ごしていたが...。
○登場人物
・常磐美緒(36)
常磐財閥のご令嬢でありIT企業「TOKIWA」の社長。米花大学を卒業しており、小五郎の後輩である。
・常磐金成(故)
美緒の父親で現在は他界。作中では名前が1回出てきただけ。
・沢口ちなみ(29)
美緒の秘書。父親は新聞記者で、彼女が大学生の時に過労死している。
猪年で、名前の「口」と合わせて「お猪口」となるため犯人ではないかと疑われた。
・大木岩松(55)
西多摩市議会議員。昼から酒の匂いをさせているが、市の条例を強引に改正してツインタワービル建設を後押し。
・原佳明(32)
「TOKIWA」の専務でプログラマー。自宅で手に銀のナイフを持ったまま死亡した。子供に優しい一面もあった。
・風間英彦(42)
ツインタワービルの設計を手がけた建築家。劇場版名探偵コナン「時計仕掛けの摩天楼」の犯人・森谷帝二の弟子。が、優しい面もあり、親バカでもある。
・如月峰水(60)
美緒の日本画の師匠であり、日本画家。美緒が彼の描いた絵を買い占め高く売ったため、美緒の事をよくは思っていない。
常磐金成とは
上でもご紹介した通り、常磐金成は美緒の父親です。ということは、生前は常磐財閥のトップです。
僕はこの名前が出てきたとき、あることに気付きました。何故ならば脇田(ラム)が安室にメールを送った時に使った「Time is money=時は金なり」と名前が一緒だったからです。
「常磐金成(tokiwakanenari)」と「時は金なり(tokiwakanenari)」。たまたまとは言えないほど一緒です。
「時は金なり」はローマ字にして文字を入れ替えると「脇田兼則」なるという事は以前考察しました。
ラムについての記事はこちら
当然「脇田兼則」のアナグラムは「常磐金成」とも読むことができます。
ということは、脇田兼則=常磐金成説が出てきます。常磐金成は常磐財閥という影響力がありますし、「TOKIWA」を始めたのも30年前と、組織がプロジェクトを始めたのが50年前なので組織に関わっている可能性も十分にあります。
もう既に死んでいるという点も怪しいです。
ここより下のネタバレにご注意ください。登場人物の正体が書かれています。
あと、天国へのカウントダウンの登場人物は犯人である如月を除いてみんなコナンのメイン声優から名前をとっています。
- 常磐美緒→緒方賢一さん(阿笠博士役)
- 沢口ちなみ→塩沢兼人さん(旧白鳥任三郎役)、山口勝平さん(工藤新一/黒羽快斗役)、高山みなみさん(江戸川コナン役)
- 大木岩松→大谷育江さん(円谷光彦役)、高木渉さん(小嶋元太/高木渉役)、岩居由希子さん(吉田歩美役)、松井菜桜子さん(鈴木園子役)
- 原佳明→林原めぐみさん(灰原哀役)、山崎和佳奈さん(毛利蘭役)、神谷明さん(旧毛利小五郎役)
- 風間英彦→茶風林さん(目暮十三役)、井上和彦さん(白鳥任三郎役)
ですが、「常磐」は誰の文字からも取っていません。「時は金なり」を作る為に取っていないのではないでしょうか。
もう一つ疑問に思うのが、灰原も含め様々な人が組織の情報データを盗もうとしても盗めていないのに、組織の一員だった原は盗む事ができています。
仕事を片手間に盗む事ができるようなものではないので、常磐金成=脇田兼則である事が関わっているのかもしれません。
考察は以上です。脇田の正体に関わる大事な部分かもしれないので、今後も記事をあげるかもしれません。もしこの説が正しかったら約20年越しの伏線回収となります。
いかがだったでしょうか。これからもコナンの考察を続けていきたいと思うのでよろしくお願いします!何かご意見がありましたら、コメントを残してください!皆さんのご意見お待ちしています。
参考文献
アニオタwiki 「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」より(9/15現在の情報です)