組織のNo.2でありながら、組織の一部の人しか正体を知らない、ラム。今回はラムの正体とラムが組織内で行っている仕事について考察しましたので、最後まで見ていってください!
所要時間:約15分
目次
○ラムの正体
・脇田兼則説
○ラムの仕事
ラムの正体
100巻現在、正式にラムの正体が明かされていることはありません。青山先生はラム候補として、若狭留美、脇田兼則、黒田兵衛をあげていると仰っています。
個人的には、脇田のラム説を考えています。幾つか根拠をあげようと思います。但し、少しミスリードかなと考えることもあるので、今後意見を変えることもあります。その時はまたその度記事を書きたいと思います。
RUMというコードネーム
"羽田浩司殺害事件"のオリジナル考察①【名探偵コナン】 - conanryou21’s blog
こちらの記事でも述べたように、コードネームには規則性があり、基本的に男性には蒸留酒のコードネームがつけられています。
ラムというお酒は蒸留酒です。この規則性からいくとラムは男性なので、女性である若狭はラムではありません。よって脇田か黒田ということになります。
アナグラムの考察
有名な話になるかもしれませんが、アナグラムの考察です。
まず、ウォッカはラムについて以下のような発言をしています。
「顔を変えて...ふざけた名前を名乗っているって...」
(名探偵コナン 100巻より引用)
そしてこの事を知ったコナンは平次に「ふざけた名前」について、こう言っています。
「前にお前が言うてた『土井塔克樹』やな...文字をバラして並び替えたら怪盗キッド...ふざけた名前やで...」
(名探偵コナン 100巻より引用)
個人的にはここで土井塔克樹が出てきたとこに嬉しさを感じていますが(笑)、ふざけた名前=アナグラムの可能性が高いとなりました。
そして出てくるのが、ラムが安室に送ったメールです。2つのメールがありますが、どちらにも"Time is money"というワードが入っています。
"Time is money"とは諺で、日本語では「時は金なり」です。その「時は金なり」をローマ字に変え("ha"は"wa"にします)、入れ替えるとなんと「脇田兼則」になります。
脇田の発言
脇田の初登場回では、容疑者の一人である原島常貴がこのような発言をしています。
「今日敵のボスの側近って奴が出る回だったからよ!!」
(名探偵コナン 92巻より引用)
分かりやすい伏線かと思いますが、組織のボスの側近であるラムを示していると見れます。
ラムが広めたデマ
ラムは組織のメンバーに自らの正体を以下のように告げていました。
「屈強な大男だとか...女のような男とか...年老いた老人とか...」
(名探偵コナン 86巻より引用)
実際はこれはラムの護身用のデマだと分かるのですが、この三人の人物像はある場面を表しているのだと思います。
それは、この場面です。
これは2年前、赤井が組織の幹部との待ち合わせ時に現れた老人にキャメルが声をかけたけども、その人物は組織の一員で、作戦は失敗し赤井はNOCだとバレたというエピソードです(詳しくは58巻)。
屈強な大男というのがキャメル、女のような男というのが赤井、年老いた老人というのがこの脇田となります。
2年前のこの出来事を暗示しているのであれば、脇田はラムですね。
青山先生の絵
コナン原作100巻を記念して、コナンカフェにて青山先生は以下のような絵を描かれています。
青山剛昌先生が新宿会場にご来店!
— 【公式】名探偵コナンカフェ (@CONAN_CAFE2022) 2021年9月24日
2枚のイラストを描いていただきました!
本日より新宿会場にて展示しております。
※設置場所の都合上、飲食利用のお客様に限りご覧いただけます。https://t.co/XzTU9NXpFJ pic.twitter.com/gWuQgXDdSz
このツイートの4枚目の写真では、名のある組織全員が描かれている訳ですが、ここには黒田の姿はなく、脇田しかいません。もうこれは間接的に青山先生が脇田=ラムを言っているといっても良いのではないでしょうか。
ラムの仕事
組織のNo.2とも言われるラムですが、組織内では何の仕事をしているのでしょうか。
僕が考察するのは、NOCなどの組織に探りを入れている人の調査です。
ラムの活躍
よく考えれば、ラムの仕事はNOCに関していることが多いです。羽田アマンダ殺害や安室水無の尋問、キャメルの始末をしようとした時もラムが出てきました。
腹心キュラソーの存在
ラムの腹心であるキュラソーは純黒の悪夢の最初で、NOCリストを盗むために警視庁に侵入しました。ラムはスパイ調査の為に身体能力と記憶力に優れたキュラソーを使っていたのではのでしょうか。
XYZ
前の記事でも述べましたが、ホワイトラムとホワイトキュラソーを使うカクテルとしてXYZというものがあります。このお酒はエピワンでも出てきたように、「これで終わり」という酒です。ネズミ調査のトドメとしてピッタリなお酒です。
脇田の発言と行動
脇田は雪山の教会の事件(97巻)で以下のような発言をしています。
「自分を謀る裏切り者が分かるじゃないですか...」
(名探偵コナン 97巻より引用)
まさに裏切り者を探しているような発言です。
また、脇田は2年前に赤井と幹部の接触時に現れています。これが赤井の調査だったのかもしれません。
スパイの始末について
恐らく昔は組織を探っている人を調査したら、ラム自身が始末していたのかもしれません(羽田アマンダの時もそうだった)。ですが、羽田の時に失敗したのでボス直々に始末は禁止されたのではないでしょうか。
今回のまとめ
- ラムは脇田の可能性が今のところ高い
- ラムの仕事はNOCの調査
いかがだったでしょうか。これからもコナンの考察を続けていきたいと思うのでよろしくお願いします!何かご意見がありましたら、コメントを残してください!皆さんのご意見お待ちしています。次回は宮野家を考察します。
使用画像 名探偵コナン/青山剛昌/小学館/株式会社 トムズ·エンターテインメント/読売テレビ·日本テレビ