今回はスコッチの死の経緯が描かれた「裏切りのステージ」について考察していきます。景光の考察をしていると、本編ストーリーの方にも気になる点が多かったので記事にしてみました。是非最後までご覧下さい。
所要時間:約10分
目次
○容疑者達の名前
・景光の死との関係
○大男と女と老人
・ラム編に関する伏線(?)
○おまけ
※この記事には「裏切りのステージ」のネタバレが含まれています。ご注意ください。
諸伏景光の考察①
"諸伏景光"のオリジナル考察①【名探偵コナン】 - conanryou21’s blog
諸伏景光の考察②
"諸伏景光"のオリジナル考察②【名探偵コナン】 - conanryou21’s blog
容疑者の名前
この「裏切りのステージ」(volume90)ではロックミュージシャンの波土禄道がステージ上で首を吊られるという事件が発生しました。
そこで容疑者として挙げられたのが、円城佳苗(えんじょうかなえ)、布施憶康(ふせおくやす)、梶谷宏和(かじやひろかず)の三人です。
この三人の名前の由来はそれぞれ「演歌」「フォーク」「ジャズ」からきています。
「円城」「梶谷」には「炎上」「火事」と火に関するワードが入っています。「布施」には何も入っていない(気づいていないだけ?)のが気になりますが、それも何か意味があるのかもしれません。
また火と言えば、ステージの見回りに来て遺体を発見したのが消防官でした。普通では巡回しにきた警備員としてもいい所を、わざわざ消防官にしています。
この「裏切りのステージ」に、火に関係するようなトリックも設定もありません。なのに「火」を思わせるような事があるということは、「裏切りのステージ」で判明した景光の死と関係があるのではないでしょうか。
僕は以前景光の考察で、「景光は赤井のように死を偽装している」と書きました(これが書かれている記事のリンクは目次の下にあります)。
赤井の偽装トリックは「赤井に見せかけた死体を車ごと燃やす」というものです。景光の死の偽装が赤井の死の偽装になぞられているのであれば、景光の代わりの死体を燃やすということになります。
「裏切りのステージ」で描かれた火に関する描写は景光の死の偽装を思わせるためなのではないでしょうか。そうすると、景光の生存説も悪くはないのかなと思います。
大男と女と老人
この見出しはご存知の通り、「屈強な大男、女のような男、年老いた老人」とはラムが流した自分の正体を表すデマのことです。
ラムの考察をした時には、このデマが2年前の赤井の正体がバレた時の事を表していると考察しました。大男がキャメル、女のような男が赤井、老人が脇田です。
この「裏切りのステージ」の容疑者もこれに当てはまると考えられます。大男が布施、女(のような男)が円城、老人が梶谷です。
布施に関してはコナンが大袈裟に「デカい」と言うほどです。円城に関しても遺体を持ち上げる事が到底女性には無理なのに、持ち上げられている、つまり女のような男(正確に言えば「男のような女」)です。梶谷に関しては年齢はそんなにとっていませんが、老け顔なので(笑)。
このことと、ラム編がどう繋がっているのかは分かりませんが、「裏切りのステージ」は今後回収する伏線となっているのかもしれません。
おまけ: 麻薬
最後に一つだけ。この事件の捜査中に波土のバックのバンドメンバーが麻薬で捕まりました。ですがこの事件との関わりはほぼなく、結局最後に布施がその事を知っていたのでは、と言及されただけで、ストーリーにわざわざ組み込むことも無い設定です。
このような重要回で出すことですから、恐らく今後に「麻薬」に関する事が出るのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。これからもコナンの考察を続けていきたいと思うのでよろしくお願いします!何かご意見がありましたら、コメントを残してください!皆さんのご意見お待ちしています。